令和2年(2020年)第2回定例会 議員案第30号

令和2年5月、都内で芸能人の自死事件について、事件の背景にはSNSによる誹謗中傷があると報じられ大きなニュースとなりました。

インターネット上での誹謗中傷による人権侵害は後を絶ちません。

特に利用者の多くを占める若年僧にとって、この状況を看過することは被害者と加害者を増やす事が懸念されます。

SNSでの誹謗中傷に対し、現行法では表現の自由との兼ね合いから消極的になり法的措置に時間と手続きを要し開示される情報も制限され、更に利用者の情報は任意開示となっているため実行性に欠け削除要請を申請しても任意の措置であり強制力を伴っていません。

インターネット上のSNS利用に関して権力による不当な言論弾圧につながらないよう十分に留意しつつ適正な法改正を行う必要があります。

そこで、プロバイダ責任制限法の現状での問題点を洗い出し、健全なネット社会の一端としてSNSが存在できるよう改正に早急に取り組む事を強く求める意見書を提出しました。

吹春やすたか提出意見書より要旨を抜粋

意見書は本会議で可決されました。