平成27年(2016年)9月 決算特別委員会

議員の仕事の一つは市政のチェックです。
決算特別委員会では該当年度における市のお金の使い方を審査します。
小金井市の会計は年間約400百億円超です。
電話帳ほどの厚さの決算報告書をめくると「リース」という言葉を多く目にします。

世界に遅れをとる日本のパソコン教育を補うため、小中学校へのパソコン導入が成されていますが、380台のWin pcがリース契約により導入されました。

リース契約! 複数年に渡りリース料金を支払います。単純計算でパソコンに支払う市の支出は1台のパソコンに50万円を超えます。

尋ねました。何故リースでの購入ですか?

所管課の回答。リースだとパソコンの保守契約が付属しているから。との事。

更に尋ねました。では何台のパソコン不良や不具合があったのですか。

所管課の回答。把握していません。(後に極数台の不良実績が報告されました。)

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いくつもの驚きが。

リース契約そのものを否定する気持ちはありませんが、購入する時や買った後も、製品の質や値段は適正だったかを考えるのが、電気製品を買う市民感覚です。
しかも児童生徒一人一台の配備ではなく1台を2人での使用です。

リース契約購入の理由を保守対応とするならば、その不良対応の少なさはひとつの結論を導いていないでしょうか。
なによりも、数の多さを買い取り交渉のメリットとして活かすべきと進言しました。

GIGAスクール構想により、デジタル端末が導入されることが決まり、小金井市はChromeBookを導入しましたが、進言をもとに買い取りで1人1台の導入がなされました。